ひどい肩こり
私は昔から慢性のひどい肩こりでした。
首筋から肩にかけて全部がつねにパンパンの状態です。でもそれを自分では気づいていなかったように思います。
その後何年もその状態が続き、だんだんと、テレビやパソコンを見ているだけですぐに目の奥が疲れてしまい、頭が痛くなるようになりました。
肩こりと猫背により、体全身が具合が悪い状態になっていきました。そうなってはじめて、自分は肩こりがひどい、何とかしたいと思うようになり、整体などに通い始めたのです。
整体に通ったり、プールに行ったりしていましたが、一時的にはよくなっても、またすぐに元に戻ってしまいます。
今の職場に就職が決まり、通勤が遠いこともあって、30歳過ぎまで実家にいましたが、一念発起して一人暮らしを始めました。
一人暮らしを始めてほどなくした頃に、通勤途中でみつけた整体院に通うことにしました。実家にいたころと同様に肩こりを治すためにまた通い始めたのです。
通い始めて一年近く経っても、相変わらずよくはなりませんでした。行ったその日は楽になっても次の日にはもう元通りに戻ってしまいます。
そんなとき職場の職員さんに肩こりの話をすると、『おもしろい先生がいるから行ってみたら』と接骨院を紹介されました。
早速行ってみました。そして初日の診療で私はなぜか涙がこらえきれず号泣しました。
もうよくは覚えていませんが、先生は私の体の状態を診て、
『よくこんな状態でいたね』
というようなことを言ったと思います。
その言葉を聞いたときに、なぜか涙がぶわーっと目があふれてきました。先生にはばれないようにしたつもりでしたが、気づいていたと思います。
これを分かってくれる人がいるんだ、、
初めて理解してくれる人がいた、、
という気持ちだったのだと思います。
それからその先生のところへ通うようになりました。
今思えば、一念発起して実家を出て、一人暮らしを始めたところから私の何かが動き出したように思います。
まだ実家にいるときに、前の職場の友人と飲みにいったときのことです。
”今の職場が遠くて、一人暮らししたいとは思ってるけど、お金がなぁ…”
と話すと、
『できるできないじゃなくて、やるんだよ!』
と一喝されました。その友人の一言が胸にささりました。本当にその一言で思い立ったように一人暮らしを決意して、親は反対しましたが、バタバタと実家を出ました。
全てはあそこから始まったと思います。今その友人にはとても感謝!!しています。